ブログにお越し下さり、ありがとうございます。のんです。
広島市図書館に申請して手元にやって来た新刊。
広島市中区基町、広島のマザーテレサといわれる、
中本忠子さん「ばっちゃん」の人生について描かれています。
いままで、ばっちゃんの本は数冊読み、大変感銘を受け講演会にもいったことがあります。
保護司として担当したある少年との会話で、「空腹」がシンナーや万引きを繰り返させるのだと気付いたばっちゃん。
そこからは、”子供がおなかがすいとるときいうたら、悪いことを考えるしかない。
悪いことさせまいとおもったら、ご飯をおなか一杯食べさせるんがええ。”
と、自宅で料理をふるまいつづけ、時には子供だけではなく親も一緒にかかえて
保護司の期間を過ぎてもケアし続けてきたばっちゃん。
近年では、「基町の家」「NPO法人たべて語ろう会」を設立し、様々な賞をもらわれています。
この本を書いた秋山千佳さんは、このばっちゃんの活動の根底にあるものは何かを取材。
そのなかで「広島のマザーテレサ」といわれる「ばっちゃん」が独り歩きしている気がする。。。
と、息子さんも、ばっちゃん自身も感じていることが取材の軸にもなり
いままで語られなかったばっちゃんの姿が、たくさんの人たちへの取材で明らかに。
また、広島という土地で、基町という場所で、
原爆はいろんなことに影響を及ぼしていたんだなあということも知りました。
ひろしまのこと、もっと知りたいと感じました。
最後、秋山さんが取材したことのどこまでを本に書いていいのか迷い、食事もそこそこになってしまって
痩せてしまっていた時に、ばっちゃんと再会し、二人の間で交わされた言葉に涙。。。
人間、中本忠子を知ることで、「広島のマザーテレサばっちゃん」が、
実際の人物として根を張ったように感じた一冊でした。
ばっちゃんについて知ってるかたは
ぜひ読まれるといいですよ^^
おすすめ✨✨✨
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